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金魚街 [散歩をする。]

風水を信ずる人々にとって、水の流れは重要なファクターらしい。
水の流れはお金の流れ。

それは大事だ。納得。



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(この日のレートは1HKD = 11.6 JPYでした。)



香港の繁華街、旺角(Monkok)の一角に通菜街というストリートがある。

通称"金魚街"

わずか200mほどのせまい一角にところ狭しと観賞魚屋がならぶ。
金魚は縁起が良いうえ、家の中に水槽の水の流れを作る事は風水上、好ましい。
だから、夜の通菜街はいつも大変な賑わい。


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(冬の無い地域だから、こういう売り方もへっちゃら)


面白いのはなんといっても豪快なそのディスプレイ。
金魚だけではなく、観賞魚は水槽に入っているような熱帯魚もこのように、ビニール袋に入れて引っ掛けているだけ。まるで縁日の屋台。

冬も温暖なうえ、国土が狭い香港ではどんなに遠くても1時間半くらいで帰宅できるから、大したケアせずに、そのまま袋で魚を持って帰れるのだろう。
しかし、ディスカス等、わりと発色に気をつかう魚たちもこんな売られ方をしているのは驚きだ。
あまり、そういう細かいとこは気にしないのだろうか?



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(水草もほら、この通り)


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(これだけのディスプレイを作るのにどんだけ時間がかかるんだろうか?しかも上の方、ディスカスいますよ!!)


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(おじさんは、本当にお店の方ですか?)



香港島の金融マンたちは市場が引けたあと、金魚街で魚を買って帰ったりするのだろうか?
なんでもかんでもショッピングセンターに行く事しかしなくなった日本人には、こうした専門店の集積街というのがどことなく懐かしく感じられる。



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すべてDA21mm(単焦点)
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冬の伊予港 [散歩をする。]

昔から連れ立って旅をするのが苦手である。

一人で自由気まま。

旅ではこれが一番大事。


冬の海。
そんな一人旅には最適な場所。

荒々しさと、時が止まった湊町。

冬の海は美しい。


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(旅のトモは17mm)


松山市駅から"マッチ箱"のような電車に乗って、文字通りガタゴト揺られる事30分。

となり町の郡中港に到着。
ここは伊予市の中心。

湊まで歩いてみた。


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(郡中港駅、昼下がり)

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駅前に人はいない。
かわりに2匹のネコが出迎え。
カメラを向けるとすり寄って来る。


日曜日の昼下がり。
伊予市は見るからに平和そうな街である。

古い古い町並みが続く。
決して汚いわけではなく、かなり良く手入れされている。
街の人のプライドが感じられ好感が持てる。

町中に入ったと思ったらすぐに湊。
内港なので、船たまりが住宅街の中に突然現れる。

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(海までまっすぐ)

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この地方の港は、そのロケーションが独特だ。

どの街の港も、

「ウチの裏庭がちょっとした港になってるんだけどさー、」

といった表現がピタリとくる、街の奥まった場所にある。
北の三津港もそう。

案の定、その「裏庭」で釣りをやってる人がいる。
こんな内港で釣れるのか?
と思いきや、のぞきこんでみると、釣果はそれなり。

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"裏庭の湊"には必ずネコがいる。
ベネチアや江ノ島、尾道しかりで、クルマの無いとこにはネコ社会が出来やすい。

子供を連れたネコ。兄弟と思われる三毛猫。
ひなたぼっこをしているネコ。水を飲むネコ。

今日はヒトよりネコと会う方が多い。


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五色浜を越え、赤灯台まで行こうとしたが、波が高くて見るからに危険。
高さ四メートルほどの堤防が平気で波に洗われている。

このまま漁港の方へ行ってみよう。

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(今日の南予は曇りのち雪だそうだ。)


伊豫港には材木がたくさん積んであった。
輸出?輸入?

相変わらず、この街に着いてからヒトを見かけない。


誰が置いたのか、椅子がひとつ。
灰色の、でも心地よい風景がつづく。


静的なランドスケープ。

マイケルケンナは美しい静的自然美を描写するが、冬の港も何か共通して訴えるものがある。
廃墟を探索するような退廃的な美しさといったら失礼だろうか?



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市場の向かいには漁師町があった。
漁師町は不思議なもので、土地勘がなくってもそこが漁師町であることがすぐに分かってしまう。

平屋の家々。
屈強で日焼けした人々。
小さな造船所や部品屋さん。ふつうの街には絶対無い種類のお店の存在。
そして、神社には海のものに由来する名前が冠してあること。


とくに何があるわけでもないが、冬の港を歩くのは案外楽しい。

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混雑した通勤電車で目を閉じて、伊豫港に置かれた椅子のことを静かに考える。


なんだか心が少し落ち着くような気がした。


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民主党と株安、円高、就職難 [Essay]

日本だけ、景気回復の兆しが見えて来ない。

NY株や香港の株価が上がっても、日本株だけ上がらない。
かといって、NY株が下がれば日本株は大幅に連れ安する。

総選挙前の4月、5月時点では世界経済は中国をはじめ新興国の強力な需要に牽引されてゆるやかに回復する気配があった。9月の時点では、それに伴い企業の中間決算の上方修正もささやかれていたのだが、、、

藤井財務相の「円高容認発言」からあれよあれよという間に超円高へ。
1ドルが87円という急激な円高に落ちいってから様子がおかしくなった。
通常、財務高官はその気がなくてもこういう発言は厳につつしむべきだ。
これは、民主党の官僚嫌いかつ独りよがりな態度が悪影響を及ぼした顕著な例ではないか?

曰く、円高、内需拡大を目指すと言う。

内需拡大?


寝言か?


僕は経済の教育をこれまで受けたことが無い。
しかし、この国は資源を買って高付加価値の製品を作って、輸出を通じて外国からGDPを稼いでナンボの経済だと認識している。グローバリズムの荒波にもまれて、超高付加価値の中間消費財を生産し、それを韓国、中国にアセンブルさせて富を築く。こんなもんじゃないのか?


巨大な市場を目の前にして内需拡大とか寝言をほざく民主党の考えがよく分からない。
日本は今こそ貿易立国を脱却するべきなのだろうか?
政治家は確かに、国民がまだ見えていない段階で新しい道筋と秩序を築く役割が重要だ。だから長期的にみてその作戦が正しいのかもしれない。

でも、内需拡大という割には、仕分け作業で財政を絞り、派遣労働者やデフレ問題で企業の海外移転へつながる様な政策ばかりを実行している。おまけに円高でデフレが止まらない。

民主党のビジョンが見えない。
グローバリズムから脱却して自立経済をめざすのか?

すでに壮年期を過ぎたわが国にそれが可能なのだろうか?


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総選挙後の日経平均株価とNYダウ総合平均

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靖国神社 平成二十一年 [東京風景]

靖国神社に行って来た。
昼頃行くと大混雑なので、夕方に行く事を計画。
半蔵門線に乗った。


靖国神社 平成二十一>年八月十五日
(とにかく暑かった。)



九段下の駅はすでに警官だらけ。
田安門前の信号までの道のりは右翼、左翼、反中国の団体の主義•主張入り乱れてぐちゃぐちゃだ。
今年は特に、ウイグル関係やNHKの「シリーズ・JAPANデビュー」に対する署名演説が目立った。(あの番組は本当に酷かった。)

正午前後にはこの混乱は九段下の交差点から首都高のあたりまで続く。
上空にはどっかのTV局のヘリコプターがかなり五月蝿い。


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(pm 4:30 この時間だと、本殿までスグ)




自身の勲闘が未来永劫、靖国神社に祀られると信じて(あるいわ信じさせられて)死んで行った兵士たちのことを考えたら、とうてい民主党が掲げる国立追悼施設などには賛成できない。

しかし、終戦記念日の靖国神社がこんなにもパフォーマンスの場として利用され、騒ぎ立てられ、東アジアの特定諸国の外交材料として利用されている現状を考えれば、戦死者を静かに追悼するという観点から致し方無しという気がする。
(だって、法輪功の連中がどうして靖国神社で活動するのだ?ウイグル人の人権と靖国神社が何の関係がある?)



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(選挙が近いからって、参拝しない議員には絶対投票しない。)


靖んじて国に殉じゅるべしと言われて死んで行った兵士たちにはどんな救いがあったのだろうか?


『日本がこの戦に破れたりといえども、諸君の勲闘 に涙し黙祷を捧げる日が必ずや来るであろう。靖んじて国に殉ずるべし。世は常に諸氏の先頭にあり』

こんな風に言われて、死を強要され、唯一、後世の賞賛と将来の日本国の繁栄を信じて自分の死を受け入れるしかなかったのだと思う。

だから、やっぱり靖国神社には行くべきだと思う。
日本人だから。



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かつて、ボストンに住んでいた事がある。
当時の研究室には韓国人や中国人、またはそれらからの移民の子孫たちが4割くらいだった。

米国でも、この時期になるとTime誌などで戦争のことがとりあげられていた。加えて、当時は小泉首相が参拝したり、Anti-Japaneseファイーバーがさかんで、チャイナタウンには近づきずらかった時代だが。

そんな時代だったが、身近で靖国を話題にしないのは不問律のようだった。
(ドイツ人、フランス人なんかはよく質問しにきていたが。)

しかし、今、現実のYASUKUNIはとてもうるさい。


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(境内のまわりは、機動隊だらけ。)





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(ときおり、靖国通りは緊急閉鎖)




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(○時○分に、左翼が通過するから注意なんて話しがチラホラ聞こえた。)



そのあと、家まで徒歩で帰りました。


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パリ Métro探訪 "Arts et Métiers"駅 [散歩をする。]

Métroには個性的な駅が多い。
最近こそ、東京の地下鉄も大江戸線の様に建築家が手がける様になったが、パリではすでに100年前からそうであった。


なかでも3号線と11号線が交わる"Arts et Métiers"駅は特に斬新。

Arts et Métiers(アール・エ・メティエ)とは、「工芸」という意味だそうだ。
界隈に、国立工芸院(CNAM)やパリ工芸博物館(Musée des Arts et Métiers)があることにちなむ。

11号線のホームのデザイン(写真)は潜水艦をイメージして設計された。
ベルギーの建築家"François Schuiten"による設計。
建築についてそれほど詳しい訳ではないのだが、ベルギーの地下鉄駅や愛知の万博パビリオンなどを手がける著名な建築家だそうだ。

http://en.wikipedia.org/wiki/Fran%C3%A7ois_Schuiten


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(11号線が入ってきたところ、魚眼レンズ使用)



パリ工芸博物館(Musée des Arts et Métiers)は人類の発明や発明の保管場所として設置。

さらにはメートル原器、パスカルの計算機、ラボアジエの実験道具、フーコーの振り子など、フランスの偉大な科学者たちの遺品が保管されている。
(フーコーの振り子は現在、本来の場所、パンテオンにあります。)



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(モチーフは潜水艦)





この駅に限らないが、パリのメトロはその駅ゆかりのものが建築に活かされていて面白い。
ガイドブックに載らない隠れた名所だ。

そんな駅で、折に触れてサックスが聞こえてくる。
地下なのでよく響く。



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(Arts et Métiers)




話しは変わるが、ラボアジエについて少し触れておこう。
ラボアジエは「質量保存の法則」や「燃焼についての定義」、「元素の定義」などの偉大な功績とともに近代化学の父として知られる。
彼は学者であるとともに、徴税請負人でもあった。
時代はフランス革命のさなかである。

王のための徴税請負人がギロチンの刑を免れるはずはなく、1974年5月8日、革命広場(現在のコンコルド広場)にて処刑された。

処刑にあたり、ラボアジエは「ギロチンによって切断された首に意識はあるのか?」という命題に対し、「処刑後も瞬きをし続ける」という実験を自ら行ったという逸話がのこされている。
実験結果は、「瞬きがしばらく続いた」らしいが、追試はだれも行っていない。


ラボアジエが愛用した実験器具は、ここ"Arts et Métiers"にある。



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(Arts et Métiers駅)







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